さい銭箱がなくなった 天城町高千穂神社
2018年02月14日
地域
天城町高千穂神社(同町平土野)のさい銭箱がなくなっていることが13日までに分かった。神社を管理する天城町高千穂神社奉賛会(前田敦佐会長)はさい銭箱の返却を求めるとともに、同様の被害に対する注意を呼び掛けている。
同神社は1869年、樟南第二高校近くに建立。その後平土野原に移されたが、庁舎移転に伴い、一時同町高釣に移設。奉賛会によって2005年6月、現在地に移された。
向拝(こうはい)所に設置されたさい銭箱は高さ30センチ、縦と横40センチ。コンクリート製で重さは約40~50キロで、金具で固定していた。奉賛会事務局長の白間健治さん(79)が年3回、さい銭を回収しており、直近では1月5日に回収した。
白間さんによると、同神社宮司の芝田禎宗さん(81)が仕事のため、1月23日に神社を訪れた際には、すでになくなっていたという。今月10日に白間さんも現状を確認し、徳之島署に被害届を出した。
白間さんは「さい銭が盗まれたことは過去にあったが、さい銭箱がなくなるのは初めて。新しい箱に替えるのも費用が掛かるため、大変困っている。できることなら返してほしい」と訴えている。
同署は捜査を続けている。