ジビエカフェとうぐら落成 徳之島町金見
2019年04月26日
地域
【徳之島総局】徳之島町金見集落にこのほど、集落の魅力や情報を発信する拠点施設「ジビエカフェとうぐら」が完成した。施設では徳之島産イノシシを使った郷土料理を提供するほか、将来は山や海での遊びや農業体験などのプログラムを充実させ、集落、町北部地域の活性化を目指す。
ソテツトンネル、メランジ堆積物などの自然景観や国の天然記念物オカヤドカリなど希少動物が生息する集落の魅力を発信する「カナン(金見)プロジェクト」の一環。住民らで組織する協議会や一般社団法人あまちゃんクラブ(元田浩三代表)が国の農山漁村振興交付金を活用し、総事業費約2千万円で整備した。
施設は太平洋を一望する集落の高台にあり、木造平屋建てで敷地面積は約33平方㍍。集落で収穫した野菜とシシ肉を使ったハンバーグや丼、油ソーメンなどを提供する。
25日は同町の金見公民館で落成祝賀会があり、集落住民など約70人が出席。施設を運営する同法人の元田代表(64)は「郷土料理や体験プログラムを提供することで多くの人が訪れ、集落民との交流拠点となれば」と期待を寄せた。
オープンは5月18日。営業日は毎週木曜と土日の週3日。営業時間は午前11時~午後2時。集落歩きや、ナイトツアーなど各種体験プログラムは事前予約が必要。詳細はhttp://kanan.blueへ。