過去最多更新776人 県内コロナ 龍郷町でクラスター

2022年03月31日

地域

 県と鹿児島市は30日、新たに776人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。感染者数は2日連続で過去最多を更新した。奄美群島在住者は1市5町で計63人だった。また、県は新たに龍郷町の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。奄美でのクラスター認定は今月11日の奄美市以来。

 

奄美在住の新規感染者は奄美市40人(10歳未満から50代の男女)、龍郷町13人(10歳未満から90歳以上の男女)、瀬戸内町5人(10歳未満から30代の男女)、天城町2人(20代と30代の女性)、和泊町2人(30代と50代の男女)、伊仙町1人(60代女性)。

 

龍郷町の高齢者施設でのクラスター関連は30日までに、30代から90歳以上の男女15人(利用者11人、職員4人)の感染が確認されている。居住地別では龍郷町13人、奄美市2人。県によると、施設内で手指消毒や換気、職員のマスク着用は行われていたが、一部の利用者のマスク着用が不十分だったという。同日までに関係者の検査を約90件行い、今後は10件程度実施予定。

 

県内ではほかに、阿久根市の児童施設とサークル活動でもクラスター認定された。

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市320人、鹿屋市100人、霧島市64人、日置市41人など。県外は12人だった。

 

感染者の累計は4万3262人。29日現在、医療機関に162人が入院し、1014人が宿泊療養、2824人が自宅待機中。重症者は1人で、酸素投与が必要な中等症者は21人。