重要書類搬出など流れ確認 文化財防火デーちなみ訓練 知名町
2023年02月03日
地域
「文化財防火デー」(1月26日)にちなんだ知名町の防火訓練が1月31日、町中央公民館・図書館であった。同館職員、町文化財保護審議会委員、消防など約50人が参加。通報、避難誘導、初期消火、重要書類の運び出し、放水消火など一連の流れを再確認した。
訓練は地震発生後に館内から火災が発生したと想定。職員は来館者がいないことを確認し、町文化財保護審議会委員と共に公民館所蔵の重要書類、図書館の貴重本などを搬出。通報を受けて駆け付けた消防団が同館に向けて放水した。
沖永良部消防署の平山大樹署長は「消防署、消防団とも大人数で訓練することができた。今後も文化財保護と地域住民の生命財産を守るため、訓練を重ねてほしい」と講評。
田中幸太郎教育長は「重要書類の搬出など、互いに協力して駆け足でできていた。課題を洗い出し、人命第一という認識の下、迅速かつ適切に動ける体制を整えていってほしい」と述べた。