「奄美の民謡は奄美の財産」 森俊光さん、母校で公演 瀬戸内町篠川小中

2022年11月29日

地域

教え子たちと共に島唄を披露する森俊光さん(写真中央)=27日、篠川小中学校

関西奄美民謡芸能保存会の前会長で瀬戸内町古志出身の森俊光さん(82)=兵庫県尼崎市在住=が27日、母校の瀬戸内町立篠川小中学校の体育館で島唄公演を行った。抽選会や友情出演もあり、集まった約60人の観客は出演者と共に楽しいひとときを過ごした。

 

森さんが会主を務める奄美民謡森民和会の設立50周年記念の公演で「母校に感謝を」と題し開催。関西で島唄を学び続ける教え子たちと共に、朝花節やかんつめ節などを約2時間にわたって披露した。最後は全員で六調を踊り、締めくくった。

 

主催者あいさつでは世話になった友人にお礼を述べ、涙する場面も。「自分の生まれ育った島、育った母校を忘れてはならない。奄美の民謡は奄美の財産。先祖や家族を守る気持ちで島唄を歌い、地域を盛り上げてほしい」と語った。