天城町農業塾が開講 35人が技術取得に挑戦

2022年05月13日

地域

開講式で受講生らを激励する森田町長=12日、同町瀬滝

天城町農業塾(同町主催)が12日、同町の農業センター(西松清仁所長)で開講した。農業振興や町民の菜園、農園づくりの意欲や技術の向上が目的で、今年度は35人が開講式に出席。受講生は専門家の指導を受けながら農業技術の取得に取り組む。

 

農業塾は2015年に開始。年6回奇数月に開講している。受講無料で町外からも参加可能。7年間で延べ1602人が受講している。開講式で森田弘光町長は「作れる作物は自分たちで作り、食することで健康にもつなげていく地域になればと考えている。1年間頑張って」とあいさつし、受講者を激励した。

 

開講式に続いて第1回講義があり、同センター元所長の瀬川裕美さんが「夏やさいづくりのポイント」をテーマに講演。トマト、ナス、ピーマンなどの生育不良の原因や個々の対応について指導した。

 

前年度から引き続き受講する野村正子さん(69)=同町瀬滝=は「剪定(せんてい)や肥料を与えるタイミングなど細かく学ぶことができ、明らかに高品質に育てられるようになった」と手応えを示し、「今年はパッションフルーツに挑戦したい」意欲を語った。