〝看護師の卵〟誓い新た 2年生37人が戴帽式 奄美看護福祉専門学校

2022年10月15日

社会・経済 

学生37人にナースキャップを授与した奄美看護福祉専門学校の戴帽式=14日、奄美市名瀬の奄美文化センター

奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第27回戴帽式が14日、同市名瀬の奄美文化センターであった。看護学科2年生37人は純白のナースキャップを授与され、看護師の心構えを示す「ナイチンゲール誓詞」を唱和。〝看護師の卵〟として一層の成長へ誓いを新たにした。

 

同校の戴帽式は、近代看護の基礎を築いた英国人・ナイチンゲールの誕生日=5月12日(看護の日)=に合わせて毎年実施。過去2年は新型コロナウイルスの感染状況を考慮して時期をずらしており、今年も10月開催となった。

 

向井校長は式辞で「(学生の)引き締まった表情が見て取れる。人間的にも成長して戴帽式を迎えたと思う。医療現場で看護師が担う役割は重大。残る学生生活を有意義に過ごし、看護師として社会に貢献することを願う」と激励した。

 

学生を代表して中岡かれんさんは、これまでの1年半を振り返り「学びを実践する大切さに気付いた。個々のニーズに応えられる看護師になりたいが、今の私には判断力が足りない。仲間とともに一歩一歩成長したい」と決意を述べた。

 

同校看護学科は3年課程。2年生は今後、病院や施設での実習を通じて現場感覚を養いつつ、看護師の国家資格取得を目指す。