まちづくり計画を策定 5カ年で90プロジェクト展開へ 奄美市通り会連合会

2023年03月23日

社会・経済 

「なぜまちまーじんゆらおう計画」策定を安田市長(左)へ報告する奄美市通り会連合会の森会長ら=22日、同市名瀬

奄美市通り会連合会(森幸一郎会長)はこのほど、奄美市名瀬の中心市街地のまちづくりをイメージした「なぜまちまーじんゆらおう計画」を策定した。2023年度から5年間を期間として起業・創業や交流、イベントなど90項目のプロジェクトを展開。官民協同で世代を問わず誰もが住みよいまちづくりを推進する。

 

同連合会は22年度県市町村振興助成金事業を活用して計画の策定事業を実施。商店街事業者や市、商工会議所などで構成する策定委員会を立ち上げ、昨年7月から9回の委員会を開催し、市民アンケートなどを経て今年2月に計

2023年度から5カ年で90項目のプロジェクトが展開される奄美市名瀬の中心市街地=22日

画を策定した。

 

計画目標は「赤ちゃんからお年寄りまで、健康な方も障がいをお持ちの方も、子育て世代も、まーじん(みんな)ゆらえる(のんびり過ごせる)なぜまちをつくる」。中心市街地の住民を対象としたアンケート調査を基に、買い物支援や情報発信、町のバリアフリー化など90項目のプロジェクトを設定し、実施主体や開始時期を明文化した。

 

22日は森会長など策定委員会のメンバーら4人が奄美市役所を訪れ、安田壮平市長へ計画策定を報告した。

 

森会長は「まちづくりのためにやらないといけない内容が文章で具現化された。地域の人たちとも連携して、一つ一つしっかりと取り組んでいきたい」と述べ、安田市長は「プロジェクトには行政も一緒に取り組むものがたくさんある。みなさんと切磋琢磨し、スケジュールに合わせて実施していきたい」と応じた。

 

同計画は今月末ごろまでに、市や同連合会のホームページで公開するほか、近く同市名瀬のAiAiひろばでも閲覧できる。