オートキャンプ場着工へ 西古見小中廃校跡に来年2月完成予定 瀬戸内町

2023年05月26日

社会・経済 

来年2月に完成予定の西古見オートキャンプ場のイメージ図(瀬戸内町提供)

瀬戸内町が西古見小中学校跡地に整備を計画しているオートキャンプ場の建設が始まる。25日、瀬戸内町臨時議会で、建設工事請負契約の締結議案が可決された。契約額は1億1880万円。再生可能エネルギーを活用したオートキャンプ場で、過疎化が進む西方地区の活性化が期待される。

 

オートキャンプ場とは、テントを張るところまで車を乗り入れることができたり、車中泊も楽しめたりするキャンプ場。西古見小中学校跡地にはサウナ付きの浴場施設(107・95平方メートル)を整備。ソーラーパネル付きの屋外炊事施設(73・50平方メートル)のほか、町が用意する電気自動車を充電し、試乗できるEVピット施設(36・60平方メートル)も設置予定。一棟貸しを想定した宿泊棟施設(24・84平方メートル)や管理棟施設(19・87平方メートル)も建設する。

 

工事完了予定日は来年2月19日。同年4月ごろ運営開始を目指す。施設の運営は、町が西古見集落の地縁団体西古見集落会に委託する。

 

西古見小中学校は1986年に廃校となった。西方地区ではこの他、久慈小中学校(21年4月廃校)の跡地を拠点とした電気自動車による移動販売を8月ごろから開始する予定。校舎を活用した宿泊施設へのリニューアルも計画されている。