シルバー・ムーンが初寄港 ツアー造成の〝おもてなし〟も 名瀬港

2024年04月07日

社会・経済 

初寄港した「シルバー・ムーン」を見送る人たち=6日、奄美市の名瀬港観光船バース

日本発着は初就航となるバハマ船籍のクルーズ船「シルバー・ムーン」(4万700トン)が6日、乗客394人、乗組員411人を乗せて奄美市の名瀬港観光船バースに寄港した。乗客はオプショナルツアーなどで島内観光を楽しんだ。

 

同船は3月30日に東京を出発し、徳島や釜山(韓国)、長崎などを巡り、奄美大島へ。船内で初寄港を祝うセレモニーが開かれ、奄美市の諏訪哲郎副市長らが記念盾や特産品などを贈り、歓迎した。

 

乗客の9割以上が日本人。オプショナルツアーは、奄美ツーリストサービスが初造成した7プランが提供され、約250人が参加した。人気プランは▽奄美市内観光▽水中観光船での海中散歩▽国立公園マングローブ遊覧―の順。

 

初めて奄美大島を訪れたという佐賀県在住の堀内雅子さん(65)は、カヌーでマングローブ遊覧し、「奄美の大自然を感じられて素晴らしかった」と笑顔。

 

送別セレモニーでは、島唄グループ「みちびき会」が六調など演奏し、住民らと共に見送った。