レースも白熱、ヨット体験 瀬戸内町 児童が2人乗り操船
2022年06月28日
社会・経済
瀬戸内町の阿鉄湾で26日、町内の小学4~6年生を対象としたヨット教室(町教育委員会主催)があった。児童ら10人が参加し、二人乗りの小型ヨット「ハンザクラス」の操船に挑戦した。
教室は大島海峡の自然の豊かさを再認識するとともに、セーリング体験を通して協力し合う心を育てることを目的に毎年開催。講師は同町のNPO法人セイラビリティ奄美(高野洋志代表)の会員ら5人が務めた。
ハンザクラスはオーストラリアで考案・設計されたユニバーサルデザインの小型ヨット。安定性に優れ、子どもや高齢者、障がい者でも簡単に操船できる。
児童らは5人ずつ2グループに分かれて交互に操縦を体験。帆を器用に調節してかじを取り、スピード感のある乗り心地を楽しんだ。
午後はミニヨットレースも行われ、児童らはペアを組んで参戦。5チームが同湾内約1㌔のコースで速さを競い、熱い戦いを繰り広げた。
参加した伊子茂小4年の與島きららさん(9)は「ヨットに乗るのは初めて。(操船の)微調整が難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。