天城町ゆいゆいサロン交流会
2019年11月30日
社会・経済
天城町が高齢者の健康づくりや介護予防を目的に各集落で実施している「ゆいゆいサロン」の全体交流会が29日、同町防災センターであった。各集落から約180人が参加。集落発表のレクリエーションや介護予防の講話もあり、参加者は親睦を深めながら運動による介護予防の重要性に理解を深めた。
ゆいゆいサロンは2006年にスタート。町内14集落の公民館などでそれぞれ週1回、軽運動やレクリエーションなどを行っている。うち5集落が同センターの委託を受けて自主運営している。交流会は9回目。
開会後、10年間介護保険サービスを受けずに元気にサロンへ通っている参加者5人を表彰。被表彰者を代表して松原西区の上田テルさん(85)は「サロンのおかげで楽しく運動して、健康でいられる」と述べた。
講演は日置市の馬場病院の理学療法士・小牧隼人さんが「いくつになっても衰えを知らない体づくり」をテーマに、転倒防止の足腰を鍛える運動を紹介。小牧さんは「病気やけがの防止には外出、運動、交流が重要。これからの要素を満たすサロン活動を続けてほしい」と呼び掛けた。
講演後には介護予防運動やボールを使ったレクリエーションの発表、全体踊りがあり、参加者は体を動かしながら交流を深めた。
被表彰者は次の通り。(敬称略)
上田テル(松原西区)前田幸(前野)山口文子(浅間)西川千枝(平土野)田尻富久子(天城)