自転車の無灯火なくそう 交通マナー向上呼び掛け 奄美市
2022年09月23日
社会・経済
奄美市教育委員会生涯学習課は20日夜、自転車の無灯火運転防止などを呼び掛ける「交通マナーアップキャンペーン」を、同市名瀬の市街地で行った。奄美署員や小~高校の教員、児童生徒の保護者など約50人が参加。4班に分かれて、通行する自転車へ注意を呼び掛けた。
秋の全国交通安全運動(21~30日)に関連した取り組み。開会式では村田達治教育長が「これからの季節は子どもたちの帰宅時刻と夕暮れが重なるため、自転車の無灯火が心配される」と述べ、児童生徒の安全確保や自転車運転時のマナー向上へ取り組みの意義を強調した。
参加者は▽名瀬郵便局前▽永田橋交差点前▽県立奄美図書館前▽金久中学校前|にそれぞれ移動。横断幕を掲げ、午後7時すぎから約1時間、自転車の安全運行を促す声掛けを行った。
奄美署によると、管内で昨年発生した自転車関連の事故件数は55件で、今年は8月末現在で46件が発生。午後4時から同6時の間に多発する傾向にあり、夕暮れ時の事故が目立つ。
キャンペーンに参加した新元こず恵さん(46)は「注意を素直に聞いてくれる子たちが多いように感じた。声を掛けることで安全運転を意識してくれたら」と話した。