17人の旅立ち祝う 情報処理専門学校で卒業式 奄美市名瀬
2023年03月04日
社会・経済
奄美市名瀬の奄美情報処理専門学校(福山洋志校長)の卒業式が3日、同市名瀬の県立奄美図書館であった。2年間の専門課程を終えた卒業生17人の旅立ちを祝った。
今年度の卒業生はベトナムからの留学生を含む20~33歳の17人。プログラミングやAI(人工知能)技術を学びながら、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)などの資格取得に励んできた。
卒業生代表の吉崎旭さん(21)は、答辞の中で個性あふれるクラスメートとの思い出や、後輩たちへの思いを述べ「社会人になり壁にぶつかったときは、先生の言葉や母校への誇りを胸に頑張っていきたい」と力強く語った。
福山校長は式辞で「みんな仲良く、よく遊びよく学ぶ。これが『奄情魂』。明日から立ち向かう人生の中で心が折れそうになったら、その時は『奄情魂』を思い出して。自分を見失わないように、目標を持ち歩んでほしい」などと激励。一人一人に笑顔で卒業証書を手渡した。
同校によると本年度の卒業生の多くがシステムエンジニアやプログラマーとして島外へ就職、進学する。4人は島内のソフトウエア開発会社などに就職するという。