新規就農6人を歓迎 励ましの会で公的支援など説明 徳之島

2022年06月25日

社会・経済 

農政関係者から歓迎を受けた新規就農者(前列5人)=24日、天城町役場

徳之島3町の新規就農者を応援する「新規就農者励ましの会」が24日、天城町役場であった。県大島支庁徳之島事務所、3町の農業担当のほか、徳之島農業青年クラブ、JAあまみ、県農業共済組合などから約50人が参加。新たに農業に取り組む6人を歓迎した。

 

新規就農者と農政関係者らとの顔合わせや公的支援の説明の場とする恒例行事。各町の担い手育成総合支援協議会と徳之島農業改良普及事業協議会が主催した。

 

会には3町の各代表と県大島支庁徳之島事務所の赤﨑久一所長も出席。主催者を代表してあいさつに立った森田弘光天城町長は「徳之島3町はいずれも農業立町。皆さんが島で農業をしていくと決意してくれたことは非常に頼もしい」とたたえ、「大変だがそれだけやりがいのある仕事。頑張ってください」と激励した。

 

新規就農者は各町2人ずつで、年代別では20代4人、30代1人、40代1人。肉用牛の飼育のほか、サトウキビ、パッションフルーツ、バレイショなどの栽培に取り組む。会には5人が出席し、それぞれが登壇して今後の目標を発表した。

 

愛知県出身で、天城町で肉用牛の飼育に取り組む藤岡銀次さん(21)は「父とともに農業をするために農大で学んだ。島を挙げて歓迎してもらえてうれしい。目標は50頭飼育。島を盛り上げられる農家を目指したい」と力を込めた。