国体閉会式に向けリハーサル　ダンススクールＣＯＲＥ　奄美市

１０月に鹿児島県で開催される燃ゆる感動かごしま国体（特別国民体育大会）の総合閉会式のオープニングプログラムでダンスを披露する奄美市名瀬のダンススクールＣＯＲＥのメンバー２８人が３０日、奄美市の名瀬運動公園陸上競技場でリハーサルを行った。開会式と閉会式の演出を担当する演出家の上田吏朗さん（６４）と県の担当者が来島。スタジアムの客席などを意識しながら、ダンスの実演も含めて動きを確認した。

 

閉会式では、障がいがあるメンバーで構成する「スマイルクラス」と、応援メンバーの計２８人がオープニングプログラムに出演する予定。

 

同プログラムは、国体から続いて行われる特別障害者スポーツ大会へつないでいくための演出。ＣＯＲＥは、２０１５年のスマイルクラス結成からの活動実績が認められ、県から選ばれた。

 

開会式と閉会式のプログラムリハーサルは鹿児島市で行われるが、ＣＯＲＥに関しては奄美大島からのアクセスの不便さを考慮し、奄美市で単独リハーサルを実施。演出家の上田さんは「総合リハーサル前に直接練習できてよかった。皆さんリズム感があり、よく練習しているのが伝わってきた」と話した。

 

発表会などでダンスを披露した経験があるスマイルクラス結成時からのメンバー村田兼進さん（１８）は、「練習を含め、しっかりがんばりたい」と意欲的に話した。ＣＯＲＥを主宰する中直美さん（６１）は「出演の実感が湧いて、ワクワクドキドキしてきた。楽しみたい」と笑顔を見せた。

 

今後、９月に鹿児島市で予定されている総合リハーサルを経て、１０月１７日に同市の白波スタジアムで開催される総合閉会式でダンスを披露する。