学校応援本隊が関西入り センバツ 大島高生徒ら270人「全力で」

2022年03月22日

スポーツ

空路関西入りし、バスに乗り込んだ大島高校応援団本隊の生徒ら=21日、大阪府泉佐野市の関西国際空港

第94回選抜高校野球大会に出場する大島高校(奄美市名瀬)の生徒ら応援団本隊約270人が21日、関西入りした。生徒らは疲れた様子も見せず、2日後に迫る大島高初戦へ「ワクワクしてきた」「全力で応援したい」と声を弾ませた。試合当日は先に到着した吹奏楽、ダンス両部と合流し、総勢300人余りの学校応援団で野球部にエールを送る。

 

応援団本隊は21日午前に学校を出発。2グループに分かれ、約140人は奄美空港からチャーター機で関西国際空港へ直行。約130人は鹿児島経由で航空機と新幹線を乗り継ぎ、いずれも大阪府内の宿泊先に落ち着いた。

 

新聞部の赤井洸太さん(16)は「人生初の関西で、しかも行き先が甲子園球場。すごくうれしいけど、まだ実感が湧かない」と話しつつ、「新聞部としてもしっかり取材の準備をして、(良い紙面がつくれるよう)全力で勝負したい」と気を引き締めた。

 

球場での野球観戦が初めてだという関佳世さん(16)は「『いよいよ甲子園か』とワクワクしている。こんな経験をさせてもらえて、野球部には感謝しかない。自分たちらしい野球『エンジョイング・ベースボール』を発揮してほしい」と語った。

 

大会初日が雨天順延となった影響で、大島高の初戦は23日の予定。応援団本隊の生徒たちは22日、主に宿泊施設で自主学習して過ごす。