ソフトバンク、大野(大島高)に指名あいさつ ドラフト4位

2022年10月26日

スポーツ

ソフトバンクから指名のあいさつを受けた大野投手(中央)=25日、奄美市名瀬の県立大島高校

プロ野球のドラフト(新人選手選択)会議で、福岡ソフトバンクホークスから4位で指名された大島高3年の大野稼頭央投手は25日、奄美市名瀬の同校で球団から指名のあいさつを受けた。大野投手は「いよいよプロの世界に入るんだなと実感が湧いてきた。まずは勝負できる体をつくって、選手層の厚さに負けず活躍できる投手になりたい」と意気込みを語った。

 

ソフトバンクの福山龍太郎アマスカウトチーフら球団関係者2人が来校。大野投手と握手を交わし、球団の帽子や王貞治会長のサインボールなどを贈った。

 

福山アマスカウトチーフは「九州ナンバーワンの投手。体は大きくないが、腕のスイングのシャープさ、ロスのない投球フォームで投げるスタミナなどを非常に評価している」と話し、「しっかり体づくりをしてもらって、先発完投型で育てていきたい。和田毅投手のように息の長い選手になってほしい」と期待した。

 

指名あいさつ後、大野投手は報道陣の取材に対し、「ずっと島で、島の人に支えられながら野球をやらせてもらっていた。今後は島を離れることになるが、プロの世界で活躍することで島の人に元気や勇気を与えられるような選手になりたい」などと思いを語った。

 

球団関係者によると、大野投手は11月中旬を目途に奄美大島で仮契約を行い、12月初旬に福岡市である入団発表で本契約を結ぶ予定。