空き古民家を地域活動拠点に 瀬戸内町阿木名

創業支援や多世代交流の拠点施設としてオープンした「HUB a nice d!」。施設を紹介するオーナーの山本美帆さん(左)=10月30日、瀬戸内町阿木名

創業支援や多世代交流の拠点施設としてオープンした「HUB a nice d!」。施設を紹介するオーナーの山本美帆さん(左)=10月30日、瀬戸内町阿木名

 瀬戸内町阿木名集落内に10月29日、空き古民家を活用した創業支援や地域活動の拠点施設「HUB a nice d!(ハブアナイスディ!)」がオープンした。施設オーナーで同集落住民団体まちづくり委員会の山本美帆さん(33)は「多世代交流やいろんなものが始まる拠点になれば」と願っている。

 

 施設オープンは、国の過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業交付金を活用してまちづくり委員会が取り組む「繋がるやまぐん我が事・丸ごと支え愛コミュニティビジネス創出事業」の一環。すぐに独立開業が困難な人に店舗を貸し出すチャレンジショップ運営や、特定の企業や団体に属さないフリーランス(個人事業主)への仕事場提供などを行う。

 

 施設内は全面的に改修した。キッズスペースを設け、子連れでも子どもをそばで遊ばせながら仕事ができるようにした。手芸やアロマなどの講座会場としても利用可能だ。

 

 29日は、厨房(ちゅうぼう)を借りた「cafeリミックス」が営業を開始。取材した30日には、地域住民らが家族や友人と飲食を楽しむ姿が見られた。厨房は時間貸しで、今後希望があれば他業者と共有する。

 

 同施設で最初の創業者となった同カフェ代表の林菜津美さん(30)は「夢は夢のままだと思っていたが、このような施設ができ、思い切って出店した。お客さまから『ありがとう』と喜んでいただき、よかったと思った。子育てと両立しながらやっていきたい」と笑顔で語った。

 

 「施設名には、多世代が集まり、いい1日を過ごしてほしいとの思いを込めた」と山本さん。「私自身も子連れで働ける環境があればとの思いがあり、いろんな方と話をして、同じ思いを共有する人と出会い、この施設ができた。この場所でやりたいことを実現してほしい」と声を弾ませた。

 

 カフェは今のところ不定期営業。施設利用などの問い合わせは電話080(6429)7126山本さんへ(午前10時~午後5時)。フェイスブックhttps://www.facebook.com/hubaniced/