ベトナムの食文化学ぶ　生徒らが調理体験　奄美高校

奄美市名瀬の県立奄美高校（脇浩一校長）で２４日、家政科３年生を対象とした「ベトナム料理講習会」があった。生徒らは代表的なレシピ２品の調理を体験。ベトナムの食文化に関心を高めた。

 

講習会は、日本とベトナムの外交関係樹立５０周年記念事業として、１１月に同市笠利町の県奄美パークで開かれる「ベトナムＩＮ奄美フェア」に向けた事前学習。家政科の生徒たちは

同イベントにボランティアスタッフとして参加し、ベトナム料理の配膳などを担当する。

 

この日は「生春巻き」とベトナム風サンドイッチ「バインミー」に挑戦。同市名瀬伊津部町にあるバインミー専門店「ｄｉｄｉ　ｋｉｔｃｈｅｎ」の田中大喜さん（３１）と網屋樹里さん（３０）が講師を務め、ベトナムの歴史や食文化、地域ごとの食材の違いなどについて説明した。

 

実習では、エビやキュウリ、ハム、レタスなどの具材を調理し、パンに挟んだりライスペーパーで包んだりして調味料とパクチーで風味付け。ベトナム式コーヒーの入れ方も学んだ。

 

最後は完成した２品を実食。内藤きららさん（１７）は「ベトナム料理を食べたのは初めて。調味料が多くて混乱したけど上手にできた。ソースの味が具材に合っていてとてもおいしい」と笑顔で話した。