仏ルーブル美術館展示へ 奄美市の園児が描いた絵 不思議な縁に親びっくり 松下瑛真綸ちゃん

2022年12月29日

地域

ルーブル美術館に自身の絵が飾られる松下瑛真綸ちゃん(左から3人目)と母・絵美香さん(同2人目)ら家族=24日、奄美市名瀬

奄美市内の保育所に通う松下瑛真綸(えまり)ちゃん(5)が描いた絵が、フランス・パリのルーブル美術館に飾られる。民間企業主催の絵画コンクールで入賞したことに伴う企画展。瑛真綸ちゃんを妊娠中に両親がルーブル美術館を訪れており、「えまり」という名前の由来もフランス語という。不思議な巡り合わせに母・絵美香さん(39)は「びっくり。信じられない」と喜び以上に驚いている。

 

瑛真綸ちゃんの絵は「友だちと雨の中で遊んでいたら虹が出た」という場面を描いたもの。住友生命保険相互会社主催の第45回こども絵画コンクール(応募総数7万3026点)に保育所を通じて応募し、県内の選考で最優秀賞、全国選考で銀賞に選出された。

 

特別賞と金~銅、秀作賞に入選した385点は2023年1月7~9日、東京タワー(東京都港区)フットタウン地下1階タワーホールに展示。うち銀賞以上の105点が同年3月17日~4月3日、ルーブル美術館地下カルーゼル・デュ・ルーブル内シャルル5世ホールでも展示される。

 

ルーブル美術館は、中世以降に建設されたルーブル宮殿内にあり、フランス革命直後の1793年に開館した国立美術館。先史時代から19世紀までの美術品など計40万点以上を収蔵・展示し、世界最大級の史跡にも数えられ、毎年数百万人が来館している。

 

絵美香さんは瑛真綸ちゃんを妊娠中、夫・雅士さん(41)との新婚旅行でフランスを訪れていた。生まれてくる子の名前を考えながらルーブル美術館を巡った後、胎児が女の子だと分かり、「かわいい」を意味する仏語発音「エマリ」を呼び名に決めたという。

 

24日、奄美市名瀬の住友生命鹿児島支社奄美支部で表彰伝達式があり、瑛真綸ちゃんら家族5人が出席。賞状や記念品を受け取った瑛真綸ちゃんは「うれしい。楽しい。もっといろんな絵を描きたい」と無邪気な笑顔を見せた。絵美香さんは「ルーブル美術館を知っているだけに、わが子の絵が展示される衝撃が大きい。絵は家宝として大切に残したい」と目を細めた。