親子連れ２８人、竹細工にも挑戦　徳之島町

【徳之島総局】徳之島町弓道連盟主催の弓道体験教室が１７日、徳之島町健康の森総合運動公園弓道場であった。親子連れ２８人が参加。竹細工に挑戦したほか手作りの弓で射的を楽しんだ。

 

同イベントには町子ども会育成連絡協議会も協力し、竹とんぼを作る製作体験もあった。弓作りにはリサイクルの観点から古い竹刀の竹や、連盟の使用済みの弦（つる）を活用した。

 

母親と共に参加した水野栄治君（７）は「おもちゃの鉄砲で遊ぶのが好きなので弓も引いてみたいと思って参加した」と話し、「竹とんぼを削るのは難しかったけど弓はうまくできた。思ったより遠くまで矢が飛んで楽しかった」と笑顔を見せた。

 

イベントは弓道の底辺拡大のために初開催。連盟会員らも模範試射を披露して競技の魅力を紹介した。県弓道連盟徳之島支部の中野利美事務局長は「まずは子どもたちに興味を持ってもらうことが肝心。素直に楽しんでもらえて良かった」と手応えを示した。